古い不動産を運用した経験と後に売却した時に感じたメリットなど

祖父から不動産を譲り受ける

祖父から不動産を譲り受ける貸出住宅として貸し出すが、結局は売却を検討親身な不動産会社に助けられた

祖父の代から引き継いでいた不動産を持っていました。
祖父は既にお亡くなりになっていて、私は大切に可愛がられた孫にあたるので、叔父が私にくれた物件になります。
この不動産はかなり古い時代に建てられた2階建ての一戸建て住宅で、4LDKで土地の面積は約120坪程度の広い面積を持っていました。
引き継いだ当初は祖父の思い出のつまった家として、空き家の状態で私の家族が年に数回訪れる程度に限定されていて、セカンドハウスのような使い方を行っていました。
固定資産税は低い額面だったので負担に感じてしまうこともなく、住宅を利用していました。

新たな資産運用のために行った不動産の売却

父から相続したアパートをそのまま賃貸物件として経営して資産形成を行ってきました。父が自分たちのために作り上げておいてくれた財産であり、相続した頃からずっと経営が軌道に乗っていてほとんど何もすることなくただ家賃収入を得られる状況になっていました。ただ、父が言っていたのはいつか必ず入居者が減りだしてしまうから、そのときにはすぐに売るようにということでした。そして、売ったお金を運用してもっと稼いだ方が良いから、不動産経営について勉強するようにと死ぬ間際までよく話していたのです。そのため、私も父の生前からずっと不動産投資について勉強してきていました。そして、父の死後、六年ほどしてとうとう売却するときがやってきたのです。

そのときにはまだ経営は続けるのに問題がない状況でした。ただ、もう数年のうちには引き際を考えなければならない時期だというのがわかっていたので、売却して得られた収入を使って運用する物件を探していました。その最中にちょうどまだ築浅で20年程度は賃貸経営を継続できそうなアパートが売りに出されたのです。販売価格を見るとローンを組んでも審査が通るかどうか難しいというギリギリの価格でした。確実に購入できるようにするには父から相続したアパートを売ってしまって、その利益で買った方が良いと考えたのです。他の人に買われてしまわないためには急いで売らなければならないと焦る気持ちがありましたが、ともかく近くの不動産会社に連絡して仲介を依頼しようと考えました。新たに出てきてアパートを購入する予定だったので、買い替えの手続きを進めやすいようにそのアパートを取り扱ってた近くの不動産会社を選んだのです。これが成功でもあり失敗でもありました。

そのアパートを買いたいという話と、その予算を作るために古いアパートを売りたいという話を同時に持っていきました。特に担当してくれた人は慌てる様子もなく、購入の申し込みをして確保した上で不動産売却を進めていけば大丈夫だという対応を取ってくれたのが助かったのは確かです。ただ、念のため内見も申し込んで実際に購入を希望していたアパートを見せてもらい、確かに当面は経営できそうだという実感を得ました。それですぐに売りに出してもらって購入できるようにしようとあらためて決意したのです。

その業者に査定を行ってもらって販売価格を決めてもらったところ、想像していたよりも3割以上も高い価格で売り出そうという話を提案されました。事前に他の業者で査定を受けてはいなかったのですが、その当時流通していた物件をよく見ていたので、相場よりもかなり高いという感じがしたのです。理由を聞いてみるとまだ入居者が多い状況だからこの程度でも売れる可能性があるという話でした。確かに納得のできる話なのでそれを鵜呑みにして販売活動を依頼したのです。

しかし、結果的にこれが失敗であり、三ヶ月後になっても売れず、そこで価格を2割ほど下げてさらに二ヶ月近く経過してからようやく買主を見つけることができました。業者側が物件は押さえておいてくれたので買い替えを行うこともできたものの、一ヶ月もしないうちに売れるだろうという気持ちを持っていたので売却にこれだけの期間がかかったのは痛手でした。実質的に五ヶ月はどちらのアパートも運用していない期間になってしまったので、200万円以上の実質的な損失が生まれてしまうことになったのです。やはり資産運用のために売るときにはスピードが大切だとわかった一件でした。高く売ることよりも運用している期間を少しでも長くした方が全体として利益は大きくなることを身をもって理解することができたのです。